完全紹介制「シークレットサウナラウンジ」が、都内某所のルーフトップに出現

「Speak Easy」を知っているだろうか?

もともとはアメリカで禁酒法が施工されていた時代に数多存在した“秘密の酒場”を指すワード。表向きは洋服屋や床屋として営業し、裏では密かにアルコール類を提供していたわけだ。

現在は“誰にも教えたくない隠れ家”を意味することが一般的だが、この「Speak Easy」をテーマにしたサウナが都内某所に出現した。

©2020 NEW STANDARD

完全貸切。完全紹介制。住所非公開。

ラグジュアリーの物差しが変化しつつあるなかでも、依然として吸引力の変わらないスリーワードを引っ提げて本日グランドオープンした「RoofTop37」は、ルーフトップにバーを備えたシークレットサウナラウンジだ。

幸運にもこの贅沢なオープンエア空間にて一足先に“ととのう”機会に恵まれた『TABI LABO』。なかなかお目にかかれないであろう店内の様子を貴重な写真とともにリポートする。

そのサウナ愛は
「ロッカー」を見ただけで分かる

©2020 NEW STANDARD

「RoofTop37」のスタッフと当該ビルの1階で待ち合わせ。他にも様々な飲食店が入るビルだが、お目当ての最上階フロアだけは、スタッフでなければエレベーターのボタンが押せない仕組みになっている。

最上階に着き、非日常へのドアを開けると右手にバーカウンター、左手に着替え用テントとロッカー。

ロッカー番号はすべて37(サウナ)+アルファベット。芸が細かい。「そもそもアルファベットだけでよくない?」なんてツッコミは野暮中の野暮。

©2020 NEW STANDARD
©2020 NEW STANDARD
©2020 NEW STANDARD
©2020 NEW STANDARD

セルフロウリュ、寝転び……
「貸切だからこそ」の悦

©2020 NEW STANDARD

水着に着替えて、いざテントサウナへ。

言うまでもなくセルフロウリュが醍醐味。上段に座ると想像以上にしっかりと熱せられた蒸気が体に迫ってくる。室内に十分な段差を設けているのがキモだろう。

横になれるのも、貸切だからこそ為せるワザ。BGMだってイケイケのガンガン。TVのない静かなサウナを好む人も少なくないが、ここは異世界。別物ととらえて、新感覚を思い切り楽しむのが正解だ。

©2020 NEW STANDARD

シャワーを浴びて水風呂代わりのプールへ。普通の水風呂では御法度だが、ここは豪快に飛び込むべし。

この日(昼)の水温は25℃程度。あまり冷たくしすぎないのは、筋金入りのサウナーだけでなく初心者にも無理なく楽しんでもらいたいという思いから。ちなみに、夜には20℃程度まで下がるという。

©2020 NEW STANDARD

さあ、いよいよ外気浴。メインディッシュ。ととのいイスは4つ。

ルーフトップならではの心地よい風が、サウナと水風呂で刺激まみれだったカラダをやさしく解きほぐしてくれる。贅沢だ……。

場所の特定を避けるため写真は掲載できないが、もちろん眺望は抜群。ただし、決して東京の高層ビル群頼みなどではなく、足下にはたくさんのグリーンも設置されている。

わかってる感、半端ない。

©2020 NEW STANDARD

ととのったあとは、カクテル&シーシャのコラボ。お酒を飲んでからのサウナは危険なので、この至福は最後までとっておこう。

©2020 NEW STANDARD
©2020 NEW STANDARD

プロデュースは
「エンタメサウナの第一人者」

©2020 NEW STANDARD

「わかってる感、半端ない」のは当然。

プロデュースはサウナーにはお馴染みのサウナ師匠こと秋山大輔氏。いくつかの写真で気づいた人もいるだろうが、彼が立ち上げたサウナー専門ブランド「TTNE PRO SAUNNER」のロゴがちらちらと登場するのもそのためだ。

「ハワイやシンガポール、タイなどと比較すると、日本はまだまだルーフトップを活用し切れていないと思っていた」とは師の弁。

過去に手掛けた鎌倉・長谷の宿泊施設「ZEN VAGUE」や葉山の海の家「SAIL HUS」のサウナと同様に、この「RoofTop37」も“エンタメサウナの第一人者”ならではの刺激的な空間に仕上がっている。

Top image: © 2020 NEW STANDARD
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。